リレー。
すっぽんさんが、夏は友達とブログに書いている頃・・・・・・。
当地は、こんな感じで一転、俄かに掻き曇り・・あられが降ってきた。
日本列島は、長い。
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谷川俊太郎の「朝のリレー」を思いだした。
カムチャツカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ。
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へんてつもない繰り返し、日常の物理的現象もこんな風に言い換えると俄かに動き出す。
ラストスパート。
床などへの傷防止のフェルトを貼りつけ、明日には梱包される。
作り手から使い手へのリレーの場に品物たちは、立った。
僕が恋をした欅の輪っか。
今回の仕事のアンカーマンになった。
最後の塗が今日入った。
さて・・・っと。
足の候補は、2人いる。
かんがえて、嫁はんのはやめて、ガラス作家さんの足にした。
血のような赤に純金箔を熱いうちに張り付けたもの。
以前、作品と呼べるものを作っていたころのオーダー品で予備に持っていた。
あす、取り付けよう。
このブログに、工程などをだらだらと書き連ねたのも明日で終わり。
車に倉庫から積んできた満載の骨董品。
今朝までの、作業室は荷造り室に変身した。
自分が手掛けたものは、十数点に満たないが骨董品は200品目以上あるのではないか?
これ以外に、すでに新入荷100品くらいは嫁はんと2日前から梱包し終わった。
これから、4月から徐々にバトンタッチしていく予定の友人へ温泉掃除を教えるために雪の中出かける。
作り手から使い手。
温泉の経営も。
リレーが始まろうとしている。
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