幾望(きぼう)
Chopin Piano Concerto no.1
(ワルシャワデビューを控えた若き日のショパンが、恋人コンスタンツィア・グラドコフスカへの想いや、おのれの将来への不安をぬぐうように、作曲した曲です。3分58秒の所からのピアノのソロはこの曲の中で最も気に入っています。こも曲を車の中で聴いて今日は行き帰りました。曲を聴きながら文章を読んでいただくとうれしいな。携帯の方はご免なさい)
温泉浴室掃除。
やはり、深夜の帰宅となります。
現在、0時39分。
月齢で、明日は望月(もちづき)、満月なのでしょうか?
14夜の月はなんという?
今、調べてみました。
小望月(こもちづき)。
なるほど。
今日のお山は、変な天気で・・・・。
到着した9時半ごろは、煌々とした蒼茫の月の風情。
前山の頂上は落葉し、ただ木々の枝が奇怪に化石の様な森を形成するのみ。
月が昇ってきました。
木々の枝に、分割されるように映り込みました。
ここからが変。
左手の小さな点は、星です。
まっ、手ブレとしておきましょうか。
浴槽掃除が終わり、0時近くになり帰ろうとすると…。
桜の花びらのような、大きな雪片が1つ2つと、舞うように・・・・。
車に乗り込み、5分も行かないうちに激しく狂おしいように、舞い散り始めました。
漆黒に近い暗闇は壁のように迫り、わずかに灯りがあるところだけに雪が降りていくさまが見て取れます。
車を止めて、山里の幻想的な風景をカメラに収めました。
自宅に近づくと空は晴れ小望月は、中空高く掛って見えました。
「月に叢雲、花にも命(嵐が正しいが…)さよならだけが人生さ」・・・・自然に、この句が思い浮かび・・・・。
過ぎ去りし日々の思い出、いくつか。
薔薇の花とは言わないけれど…。
娘が嫁に行ってがらんとした彼女の部屋。
残された思い出は、2本のまだちいさな観葉植物。
娘の幼き日の思い出と共に、5年近くそだててきて・・・・。
大きくなりすぎて、1晩家の中に入れるのを遅れたばかりに・・・。
葉は、黒ずみ慌てて温泉の待合室に避難させたが・・・。
一葉。二葉と落ちて行き・・・。
今日、奇跡を待つ想いで、持ち帰りました。
ガジュマルよ、きじむなーとともに再生しろ。(娘の友人は不思議な娘で、沖縄行ったら黄色い小さな子が帰るとき大阪までついてきたそうで、しばらく付いて離れなかったそうですよ。)
幾望(きぼう)とは、満月に一日足りない小望月の別名だそうです。
すっぽんさんへ。
ROSESに返文しました。
「ツキニムラクモ・・・」出典の説明は、あんたにまかせるわ。
家持の「海ゆかば」まで知ってるんだもの。
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