時を旅してきた者たち。1
現在、古代ビーズのアクセサリーの企画展をしています。
紹介するとお約束しながら、その感動をおすそ分けするのが遅れました。
遅ればせながら…。
「時を旅してきた者たち」と言うタイトル。
「物」ではなく「者」と入れました。
慈しんだものに、〇〇などと呼び名をつけて愛着を示すように、古来の日本では100年以上経た道具などには「神」が宿るという神話が存在しました。
これら、ご紹介する「ビーズ(トンボ玉)」は人が美しいと想い、古いものでは数千年と言う時を旅してきたのです。
見も知らぬ人の手から人の手へと、大事にされ、その人たちは歴史の中に跡形も無く消え去り、私には、これらの時を旅してきたものを「物」ではなく「者」と呼びたいのです。
生き残ってきたというか、よくぞ21世紀の日本の片田舎に流れ着いてくれたと深い敬意を表さずにはいられません。
私がこの地上から、跡形もなく去った後もこの「者」たちは、愛されるために「旅」を続けていくのです。
非日常かもしれませんが、人から「夢とロマン」を消し去ったら何が残るというのでしょうか?
出会えた感動が、写真で伝わればなと思います。
今日はとりあえず10点ですが、できる限り紹介させていただきます。
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