読中感想文と日食

yo1

2012年05月22日 00:30

夕刻、注文していた本2冊が届きました。



じつは、むっちゃ忙しくて・・・・。

先ほどまで、請求書の作成、今から月末に始まる企画展の案内アップロード。

現在、もう1台のパソコンのスキャナーで画像読み取り中。

夕刻より、間に夕食をはさんで2冊の本をちら見しながら進めています。

「しあわせのの沖縄料理」・・・・キッチンおじさんになります。その前に紹介されたお店に行きたくなりました。

「北木山夜話」・・・はっきり言って片口笑いでは収まりません。声をあげて笑いました。おおらかなウィットでんがな。

いくつか、小咄を紹介させてください。

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戦後間もないころのこと。

軽犯罪で、何回か警察の厄介になっていた某はお門違いにも警察に恨みをもっていた。

いつか腹いせをしてやろうと思っていた。

或る日、激しい雨が降ってきた。

某は、警察署玄関前まで来ると正面の柱に小便をかけた。

たちまち署員に見つかって、捕えられた。

某は叫んだ。

「証拠を出せ!証拠を!」

「証拠」は、雨に流されて跡形もなかった。



祖父は謹厳実直・沈思黙考の人と世間では思われていたようだが、面白い人でもあった。

小学1年か2年の時に僕を読んで問題をだした。

「馬がオナラをしたときの絵を描け」

漫画の手法を使って僕はすぐに描いた。

馬の尻の後ろの方に\ プッ /。

祖父は即座に言った。

「屁が見えるか?」

ではどうすればいいのかと尋ねたら、さらさらと鉛筆で描いて見せてくれた。

馬の手綱を持って歩いている男が、もう一方の手で鼻をつまんでいた。



こんな兄弟がいたそうである。

兄は耳だれがあったので渾名が「みんふさらー」だった。

弟は別に何ともない、ごく普通の耳だったのだが、兄のおかげで渾名は「みんかばさー」だった。

いい臭いの耳など聞いたこともないが。

郷愁

駐車違反で捕まった。

那覇の真ん中だった。

若い婦警さんだった。

「あっ、兄さん、新川出身ですか?私もです。」

と言ったので、シメタと思い「許して、チョ~ダイネ」と言ったら、すごく明るい声で

「イエ、検挙します。」と言われた。

見逃す気がないなら、愛郷心なんか出すなッ。

親の顔

一番下の弟が高校の時に、オートバイの無免許運転で捕まった。

若い警察官に散々叱られて「親の顔が見たいわ」と何度も言われた。

後でわかったことだが、その警官はうちの親戚で、いつも父に挨拶に来てくれている人だった。

具志堅用高

彼に関する小噺は多く、また創作もしやすいのだろう。

けれど、何時かラジオで僕がのは多分、あまり知られてないだろうと思う。

彼はある試合の解説者だった。

「ハア、チューベーですね、〇〇は」

「具志堅さん、チューベーってなんですか?」

「はあ、ガンジューってことですよ」

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読んでいて、何人かの知人の沖縄の方のブログが浮かんだ。

罪のない上品な笑いは良い。

何年か前の沖縄行。

万座毛の近くの秘密の浜辺で、弟の供養をした帰り58号線を那覇方面に向かった。

夕日を正面から受けた。

日食であった。

沖縄で、沖縄人の先祖の骨を発掘調査している大学の後輩が、写真を送ってくれた。

話題の金環日食は、見逃したがそのとき肉眼で見た日食は、壮絶であった。

一生忘れないだろう。

その写真を初公開しよう。

今日のそれではないのだが…。















それがどうしたという話ではないのだけれど…。

今使わなければ、・・・・そう!。

使うときないじゃん。






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