鵺(ぬえ)

yo1

2012年10月17日 01:01

鵺(ぬえ)は深山にすめる化鳥なり。
源三位頼政、頭は猿、足手は虎、尾はくちなはのごとき異物を射おとせしに、なく声の鵺に似たればとて、ぬえと名づけしならん。・・・・・・・平家物語、三位頼政による化物退治のエピソードより。


鵺(ヌエ)とは本来鳥のトラツグミを指す。この鳥は日本全国に分布し、夜中不気味な声で鳴くという。

昔の日本人はトラツグミの声に何か不吉なものを感じたのだろう。

そのためか日本に於いてトラツグミは別名地獄鳥とも呼ばれ、凶鳥として恐れられてきた。

また、不思議な物事をたとえる際にもヌエの名は用いられる。

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この地に住んで、50年以上の時が過ぎ・・・・。

嫁はんも、同じ町の出身。

「おとうさん(私は彼女の父ではない)!気持ち悪い鳥が毎日うちの前の電線に止まっているのシットる?」

不覚にも知らなかった。

腰痛から、午後の微睡(まどろみ)の中に喧(かまびす)しい鳴き声がしました。

「・・・・う、うるさいなぁ」

カーテンを浅く開けてみると・・・・・。



「う、うわぁ~、なんじゃこりゃぁ!!!!!」

スズメより少し大きいくらいの鳥が・・・・・・!

野鳥の会の会員ではないが、おおよそ30羽の長さを目測して、1.2.3.4.5.6.・・・・・15・・・・・。

4~500羽はいるのかな?





渡りの鳥だと思うのだが・・・・。

つぐみの類か?

こんな光景は、50年この方初めてなのです。

なんか変。

渡りにはまだ早いと思うのだが・・・・・。

だいいち、この光景と鳴き声が異様で。

嫁はんに聞くと、何日も前からと・・・・。

そういえば、原発のフクシマでは虫が極端に少なくなって弱弱しいとか書いてあった。

大きな天変地異が起こる前触れでないことを祈ります。

時効だと思うので。

知りあいのおじさんが、カスミ網が得意でよく「焼き鳥」と称してツグミの照り焼き持ってきてくれた。

絶品であった。

・・・・・不吉な予感がいつの間にか、「焼き鳥」の話に。

冬を越すために丸々と脂ののった・・・・。

鳥の心臓やレバーを出汁に、しょうゆ・砂糖。酒・味りんの煮汁を羽をむしった丸裸のツグミに掛けながら炭火であぶるのです。

禁断の味。

ぁ、友人が「狸汁」を食わせてくれたな。

すき焼き風味で。

あれは、1度の体験でいいと思った。

あじ?

くさみがね!

ニホンカモシカも食ったぞ。

ブラウンソース掛け。

草食はおしなべていけます。

まぁ、シカ肉とおもえば。

雉・やまどり・うさぎ・・・・。

なんだか、ジビエ。

感謝感謝。

合掌。

おどろおどろしい話に持っていこうとしたが、腰が折れましたとさ。

いててて、腰痛いわ。

今日から仕事場に復帰しました。

はい。




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