コルトレーンが好きだった友。

yo1

2013年01月15日 06:13



学生時代。

友と私は互いに、そんなに裕福ではなかった。

彼の部屋に行くと、吉本隆明の本が無造作に畳にころがりJohn Coltraneの曲がいつも流れていた。

西新宿の一日中日が差さない4畳半は薄暗かった。

同じ世代でありながら、背伸びしないと追いついていけない自分がいた。

セピア色の思い出でもある。

少し早く起きすぎて、今朝はBlue Train聴いてTV体操の時間を待っている。

就職した会社を半年で辞め、原発関連の会社に再就職した。

数年後・・・・。

東海村で、再臨界事故が起きた。

TV会見にちらちら顔を出していたらしく、会見取材慣れしちゃったと冗談を言っていた。

敦賀原発の要職を最後に退職したらしい。

そして・・・・。

3.11が起こった。

正義感や倫理観のしっかりした男だった。

コルトレーンを聴くと彼を思いだす。

今は、どうしているんだろうか?

やはり私の前を歩いているんだろうか?

長いと言えば長い、短いと言えば短いじかんがすぎて・・・・。

また逢いたいとは思わないが、影響を間違いなく与えてくれた友の一人である。

たまには、過去を振り返るもよい。

さぁ、朝だ、TV体操だ。

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