銀行から私の様な零細企業が、お金を借りるときに連帯保証人を求められます。
この連帯保証制度が一部改正という新聞記事を何日か前読みました。
「ふ~ん」と読んだ記憶あります。
時々、ブログに足跡を残していただけた方のブログ、勝手に訪問させていただきます。
フレフレー早安印刷(沖縄限定)さんの
2月19日付の記事。
コメント欄無いようなので、記事にしよっかなと思いました。
記事文中。
>
どなたが、長になって進めてらっしゃるんでしょうか?
アンサーです:金融庁
”ちょう”の長と言う意味だよね。
ここまでは、冗談です。
長といえば、亀井静香さんが最初に唱えたのです。
そして彼は、金融円滑化法というありがたい法律を作りました。
以来、金融庁の長官は民主党政権時代国民新党の指定席だったと記憶しています。
したがって昨年の民主党政権時代の7~8月に、この問題の方向性が東日本大震災の地域経済再生の足かせになったこともあり、話が進んでいたという背景があります。
これは、会社の経営が行き詰った時、この国では”個人補償”という制度で債務の保全がされるということなんでしょうね。
個人保証
中小企業などが融資を受ける時に「会社が返済できなくなったら代わりに自分が返す」と、個人が貸手に約束すること。
経営者自身や家族、親類、友人が保証人になることが多い。ほとんどのケースは、保証人が債務者と同じ立場で無条件で請求に応じなければならない「連帯保証」となっている。
難(かた)い話で、興味のない方も、では、なんで自民党政権のこの時期に?というミステリーには興味わきませんか?というお話です。
美しく言うと、安倍さんが再チャレンジ組で第一次安倍内閣のときのスローガン”再チャレンジできる社会の実現”って言ってませんでしたか?
そう、それなんです・・・・・と雉は言えない。
小泉”痛みに耐えてよく頑張った”構造改革内閣のブレーン平蔵さんが今度の安倍内閣もサポートしていますよね。
背後にある問題点をいくつか指摘させてください。
信用保証協会と言うものがあります。
お金を借りるときに、担保が足りないと銀行に査定された人や無い人にかわり、銀行に”保証したるわな~”と神様のように債務保証するところです。
銀行は、お客様の大事な預金を預かり運用するところです。
がちがち固い商(あきな)いしまんがな。
”とりっぱぐれないようにするわけさ~な”
多くは商工会が窓口になり、信用保証会付きという借金で借りた金の一部は保証料として最初に協会に収めて息をつく、という次第。
根抵当と言うものを会社の経営者が自分の不動産に設定させられ、限度額まで何度も借り換え・借り直ししながらずるずると問題先送りするケースもあるわけさ~な。
あれやこれやと言うなかで、連帯保証人と言うものがあるというお話。
先にはっきりと、”保証人”と”連帯保証人”の違いを確認しておきましょうね。
「保証人」の場合には、借金をした本人に支払能力がある限り、借金をした本人からの取立てが優先されます。
もしも保証人に先に取立てがきた場合でも、「本人から先に取立てをしてください。保証人である私からの取立てはその後にして下さい」と支払いを断ることができます。
「連帯保証人」の場合には、借金をした本人と同等の責任を負わされます。
そのため、お金を貸した側が、借りた本人よりも保証人からのほうが取り立てやすいと思えば、お金を借りた本人に支払能力があってもなくても、保証人から先に取り立てることができます。
身に覚えのない借金だからといって、返済を断ることができないのです。
この件の詳しいことは、
こちら。
この連帯保証人の廃止と言うことではあります。
よく脱線するのが,雉の悪いところ。
この連帯保証人をなくす理由は?
まず倒産や自死の原因の相当数に、連帯保証人となっていきなり撃沈された例が多くあり、問題視されたこと。
銀行が、”企業の経済行為に融資=投資する”という前提を忘れ個人の担保能力も超えもっと安全な連帯保証人からも取り立て、絶対損しない体制取りながら金融緩和の金は、もっと安心な国債買って市中にお金廻さなかったことで不況の連鎖。
自己資本比率優先主義(大震災で地域の信用金庫に都市銀は債務のたらい回しさせた例など)。
さらに信用保証協会が、100%保障から80%保障へ切り替えたこと。
さらにさらに、これが債務不履行など焦げ付きが多く発生して、国税が多額に使われたこと。
背景を整理すると、この国の行方が見えてくる。
ニュースの教科書というブログがあります。
2013年2月19日 付”
日本ではなぜ借金の個人保証がなくならないのか?”
この記事から抜粋します。
もし個人保証を全面的に禁止すれば、金融機関は融資の基準を厳しくすることになり、中途半端な事業には融資しなくなる。 そうなってしまうと、能力のない事業者は次々と淘汰され、しっかりした事業体ばかりが残ることになる。それはよいことではあるのだが、しっかりとした事業体は無駄な雇用などを維持するはずもなく、能力のない経営者や従業員は容赦なく切り捨てられていく。米国では従業員は家族同然などというカルチャーは当たり前だが微塵もない。
つまり、小泉さんが目指した構造改革そのものの世界が今後の日本。
(当時格差の拡大が社会問題化して派遣などの非正規雇用の増大→社会の不安定化)
その後の、静香さんの金融円滑化法案は徳政令みたいなもんで多くの企業が生き延びた。
(わたすの会社は、その時、借り換えしないで泥水すすって借金返し来月一発で返すところまで来た。めでたしめでたし。)
結論。
金融円滑化法は、3月期限キレ、延長はしないと自民政府断言。
今後銀行は、簡単に金かさんよ~。
生き残りかけて、必死こいていかねばならん事態。
最後に怖い話。
トラックの運ちゃんしている人が、犬のトリミングとペットショップを起業したいと銀行に借り入れ審査請求をだし借りる店舗に、私が管理を無償でしていた貸しビルの店舗の契約書必要と知人より相談あり。
仲介の不動産屋に連絡。
不動産屋の審査は通った。(アパート暮らしの親の年金やややこしい女の保証)→不動産屋の審査は銀行ほど厳しくないが、契約書と言うかそういうものが銀行から借りるとき必要)
契約直前
その日、私は労務者の様な格好で、隣の倉庫の整理をしていた。
表にゴミを積み上げていたら・・・・・。
白い高級車に乗った黒ジャージ姿の丸刈りのすっごく丸太りの若いあんチャンが二人、車の中から降りてきて、ビルの店舗部分の様子を覗き込む。
目があった。
なんか、気まずい沈黙。
あまりの汚い作業服姿に当ビルの管理人とはきづかれなかった。
こちらから軽く会釈したが、絶対やっちゃん!
匂いでわかる。
富山ナンバー。
トラックの運ちゃんは、金沢在住。
おっかしくね~?
やばいや~~~~ん。
さりげなく倉庫に戻り、速効で不動産屋に契約手続き破棄の連絡。
あの日出会わなければ、巻き込まれるところだった。
後日談であるが、そのややこしい女。
詐欺で捕まった。
生活保護や刑務所でたての人を擁護するような団体や施設のメンバーになっていた。
弱いものは、徹底的に利用される嫌な世の中。
たぶん、トラックのうんちゃんは街金から金借りて追い込まれたとみる。
悪質な街金は、こうしてダミーを作る。
さて、このダミーとなった人間の使い道の話。
バブルの時に、1億でビル買った。
資産価値が、三分の一以下になった。(その間、テナント料などである程度の元金回収)
闇金手を出して借金漬けになり追い込みかけられたやつに、連帯保証人になってやり3000万くらい借りさせる。
そして、借りた金は取り上げる。
倒産させるか、代わりに経営。(暴対法の改正で組関係結構大変)
借りた奴は倒産させた場合、フィリピンなど海外逃がす・・・か他のダミーに200万くらいで消さす(自死・因果関係がないから捕まらない)。
連帯保証人として、そのビル差し出す。
ビルを売るときの様な税金かからない。
丸まるポッケ。
手についたビルが、マネーロンダリングされて再び街金の資金になる。
金の流れは、見えないから足つかない。
じつは、作り話ではありません。
そこまでしか言えません。
嫌な世の中。
人の世の中は、ジャングル。
気を付けましょうね。
借りてもいいのは、決算黒字にして営業益あげて自己資本を持つこと。
あっ、それだと借りなくてもいいわけよね。
でも、そんなところには金融機関、揉み手してくるんだよ。
キャッシングは、自己責任。