遺作

yo1

2013年05月01日 08:55

毎月1日と15日には、オトンが温泉に祀った産土神(うぶすながみ)さまと白衣観音様に手を合わせに行きます。
正直言うと、それはオトンが祀ったもので、自分が能動的に仕掛けたものではありませんので・・・・・です。
消極的かもしれませんが、”神さまなんてどこにいるんや?みせてみぃ~よ”と言う度胸もありません。



だけど、目に見えない”感じる”ものなので人並みに、祟(たた)りも怖いのです。

それで、自分への納得として、感謝”ありがとう”を伝えに行っているんだという言い訳?を見つけ出しました。

まぁ、そんな程度かな?

もちろん、畏(おそ)れと敬(うやま)いの気持ちは持ってですが・・・・。




今朝は、5時には温泉に向かい自宅を出発しました。
さっき、朝食を済ませ、パソコンに座りました。
ヨメはんは、私から遅れる事1時間後に、しらやまさんに向かい自分の家とお店の安寧への”感謝”をお祈りしに行きました。



温泉のオトンが使っていた事務所に、亡くなったおとんの作った物に私が手を加えたものがあります。
茶器などを入れる、茶櫃(ちゃびつ)と言うものです。



最高作とは言いません。
しかし、試作だったので緊張感だけは込められていると思います。
木地は、オトンが作り私が鑿(のみ)と漆を担当しました。
中は蒔き地と言う技法で塗り固めて在り、100年持てばいいなと思っています。




100年後の私の子供たちへ、これを託そうかとおもいます。
それは命を伝えるということが果たされて、私の未来の子供たちが居て、私と私の父が造った物に思いを馳せてくれたら”仕合わせ”なことだとおもうから。
まず、母にこれを渡して使ってもらいます。
欅つくりです、歪みもありません。
母が亡くなったら、息子にこれを渡すつもりです。



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