腿(もも)ではなく桃のおはなし。

yo1

2013年08月26日 10:13


母親が、昨日桃が手に入ったから取りに来いと。
1箱を”半分こ”しました。
産地は、福島産でした。
量が多いので、今朝もゴーヤとジュースにしていただきました。
お昼には、冷やしたものを丸ごといただきます。
83歳と62歳の親子と夫婦なので、放射能怖くて桃食べられるか!なんですけど・・・・。
フクイチ汚染水漏れのタンクのこと、思いだします。
このタンクは、セシウムを取り除いた水の貯蔵タンクだったと記憶しています。
素朴な疑問は、”じゃ~汚染物質は除去できたのなら、安心なはずだね?”という疑問。
今、マスコミさんは、ストロンチュームなど取り除くことが困難とされる物質の海への流出を盛んに問題にしています。
ということは、セシウム・セシウムとお題目のように唱えたこの3年間なによ?ということですよね。(一部の心配がほんとになりました感あります。知ってたよ。)

わたしたち素人は、知らないんだからしょうがありませんが、プロなんでしょ?と言いたい相手が少なからずいます。
私の拙い知識では、ストロンチュームという物質は体内に入ると骨に蓄積して体を内側から長年にわたり内部被ばくさせる物質です。
年寄りは食べて良いと思います。(納得の上なら)
せっかく、福島県の農家の方が丹精込めて作られたのですから。
病気になっても因果関係立証できないから、自己責任ですけど。

孫が明日やってきます。
ヨメはん、地元産の桃を今日買いに行くそうです。
ジジィとばぁさんは福島産で充分だけど正直孫には、抵抗有ります。
その理由は、上記の発表の経緯等で、お分かりだと思います。

私が20歳のころ”森永ヒ素ミルク事件”という大きな事件が社会問題になりました。
忘れられない事例を目にしました。
おっぱいが出なくて子供にそのミルクを与えた母親は、森永を責める先に”おっぱいが出なかった自分”を責めるのです。
辛い話ですよね。
この事が、自分の考え方の原点です。

母親は、”もう安全なんでは?”と私に云いました。
彼女の世界はTVだけなんで、しようがないのです。
”悪いけど、孫にはたべさせないわ”と説明しました。
これは、風評ではなく上記のようにきちんとした説明がなされていないのでは?という疑問が私の中にあるからです。
京都大学の小出さんと云う方が出演された”たまねぎジャーナル”というラジオ番組をYOUTUBEでずっと拝聴していました。
(漏水の問題も、彼は的確に対処方法を提案していたと記憶しています。)
彼は、福島県産の物を食べるなと言ってませんでした。

知らなかったといえ、原発の増設を許してきたのもわたしたち国民ですよね。
責任は、それを許したわたしたちにもあるんだと。
だから、疑わしき物は老人が食べて地域に住んで頑張っている人たちの応援すべきだと。
老人は放射能物質に対する感受性が鈍いそうです。
収束処理を間違えなければ、30年後には彼の地は再生するはずですよね?
30年後・・・・・。
生きてないと思うけど、未来に残せるものがあるとするならば今できることを考えなくてはいけませんね。
私は彼が言ったことを、信じます。
せっかく農家が苦労して作られて、ご縁で私たちの家にやってきたんですから。
甘くてみずみずしくておいしいですよ。
ヨメはん昨日もお客さまに”福島県産ですよ”と断って、おすそ分けしました。
今、桃高いんです、同じ年配なのでお客様は夫婦で1個づついただくそうです。

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