時を旅してきた者たち。Ⅱ

yo1

2012年04月12日 19:28

私たちは、たかだか100年と言う歳月さえ存在することはかないません。



時の記憶を刻もうにも、生まれて死ぬまでの間に熟成期と言うものは、3分の一あればいい方でしょうか?



時を旅する者たちは、その間も時を記憶として、刻んでいきます。



あるものは、「銀化」という七色の羽のような不純物の膜をまとい、あるものは経年の摩耗により「玉(ぎょく)」のような光沢に変化していきます。



この者たちの、時の流れは人とは違うのかもしれませんね。



自らに手足はありません。



人が運ぶのみなのです。



植物は、美味しい果実を武器に、子孫を他所に運んでもらいます。



考えてみれば、そんなメカニズムだれがどうやって編み出せたのでしょう。



植物の脳ってどこにあるんだろう?



本能とは、何なんでしょうね?


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