なまじっか、ファンタジー書こうとしたばっかりに・・・・。
調べものをしながら書こうとするので時間がやたらかかってしまう。
でもそれが楽しいのかもしれない。
沖縄県の大東諸島を”ウフアガリの島”という。
”東の果て”と言う意味らしい。
”あがり”を東の方位と言うということで納得できればよかったのだけれど、ファンタジーとなると、じゃ西は?南は?となる。
そのうち、なんでそう呼ぶの?まで行きついてしまう。
挙句が、脱線し始めてしまう。
今日なんかは、典型です。
ニシ浜は「西の浜」ではない
~沖縄の方位名と「民俗方位」 「民俗方位」と「自然方位」
「波照間島あれこれ」と題して、骨太の読み物となっています。
自然方位とは、磁石の方位そのものなんだけど民族方位というものがあり、民俗方位は自然方位と約30度から45度、時計回りにずれているそうです。
民族方位の<南>は南西方向、<北>は北東方向となるそうです。
このずれの原因として推定されるのは、季節風の方向です。
沖縄・宮古・八重山地方において夏は南西からの、冬は北東からの季節風が吹きます。
この季節風は、それぞれ南風、北風の方言が呼び名となっています。
つまり、南西からの風が南風、ということですから、南西が<南>ということになるわけです。(「波照間島あれこれ」より)
書き始めたファンタジーの初めに”ミーニシ”という冬の吹き初めの季節風の名前を使いました。
”うりずん”のころ、季節風が変わります。
すべて、”おもろ草紙”の頃からの”海の道”の知識からきているのでしょうね。
この風の名前自体が、古代の日本語であり大和では失われた言葉らしいと述べられています。
注目したのは、伝統的な沖縄の家屋の多くが、この季節風の吹いてくる方向に窓などをしつらえていること。
風の通り道を計算しない家屋が、最近の建物に多いと思いました。
沖縄に、住まいを構えるならば季節風の法則に沿った住まいを選ぼうと思いました。
ひとつ利口になったな。
人生に無理・無駄・斑(むら)なんてないのかもしれない。
何処かで、役立つかもね。