2012年03月24日
ファッションショーの思い出。
射程距離に、目標補足。
we will rock on you.



制作中の最後の3点が、乾燥室から出ようとしている。
明日以降仕上げを待つばかりになっている。
きちんと寄せた感じ。

欅の輪っか、塗り艶の中で、光が踊って流れはじめている。
とろ~り。
あす、足を捜してみる。(赤いガラスの足か、嫁はんの一番大きな陶製の足)
午後からは、べったり骨董品の値付けと荷造り。
そう、これら1か月近くの仕事の仕掛け品は骨董展の脇役造りであり主役じゃない。
で、もう少しで温泉の浴室掃除に出かける。
帰宅は、深夜。
今は、それまでの貴重な休息時間。
なんとなくクリスタルな気分。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
思い出話を1つ。
10年近く前は、全国のデパートの企画展や催事に誘われ出かけていた。
銀座の、〇屋や日本橋の〇越も行ってみたが、島根県松江の街のデパートが好きだった。
人も風土も、食べ物も、すべてがわたしにあっていた。
何よりも、人の心がおしゃれな街であった。
「手わざの道具展」という、くくりのもとに全国から多くの作り手の方々が集っていた。
回数を重ねると、参加者のなかでもやはりワーマクな輩同士が徒党を組むようになる。
彼らとは、毎晩のごとく夜の松江を徘徊する。
もちろん、参加している女性も誘い・・・。
主催者から、「ものつくりよもやま話」という30分ほどのPRをするようにと、お達し。
まぁ意図は素晴らしいのだが…、毎年となると…。
鹿児島から、奄美の大島紬で洋服を作っている方がいらっしゃっていた。
素敵なご婦人で、当時で60歳近くか?
高級素材で、簡単に売れない。
日に日に、テンション落ちていく。
こうなると、毎夜の懇親会で人のお世話を「アーデネート、コーディネート」
京都からきている、yo平、「そうだ!、ものつくりよもやま話でファッションショーやりましょうよ」
「僕たち、協力する。うん、みんなするよね!やろうぜ!YOさん」
こいつは乗りがいいうえに、感覚抜群のやつでいつも互いに売上競っていた。
「明日、デパートへ行ってお客さんスカウトしてモデルになってもらおう」
酒入っていたし、ものすごく盛り上がった。
翌朝、YO平が主催者(デパートではなく企画者)に交渉に行った。
難色?
保守的とは言わないが、失敗や事故を恐れたのである。
一計!
当時、私の品にデパートの社長の奥さんがいらっしゃった。
奥さん口説いてモデルの出演交渉、口説いたら旦那の社長からトップダウン。
やらかすまい!
ばっちりはまった。
曲は、マドンナで始まった。
会場の家具展示会場を縫うようにして、相合傘やモデルウォーク・何でもアリ。
もちろん、私も人生初体験モデル。
盛り上がったし、楽しかった。
渋い顔で、引っ込んで観察していた主催者、翌年からファッションショーやった。
やはり、一体感は大事だと思う。
今でもその仲間は、やっていると思う。
わたしは、5年ほど前に巡業はやめて骨董屋?に業態変化した。
じぶんの漆の仕事を、変えないで取扱品目を変えたのである。
それは、当時始めて1~2年の息子が仕入れてきた骨董品の売り上げと自分の作品の売り上げが1.5倍、息子の方が多かったから。
1つの決断ではあった。
後悔はしていない。
自分が下した決断。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
朝のNHK連ドラ「カーネーション」は今日病院での患者やスタッフとのファッションショーのシーン。
何年も前のことだが思いだした。
いきさつは簡単に書いたが、新しいことを行うとき障害は必ず起きる。
理解してもらえないのです。
じつは、簡単ではなかった。
やりおえて、自分に実利はなにもなかったのだが「爽快感」は気持ちよかった。
そして自分の長所・武器がなんたるかを、そのとき気付かせてもらったから・・・・。
丸儲けのお話でした。
we will rock on you.



制作中の最後の3点が、乾燥室から出ようとしている。
明日以降仕上げを待つばかりになっている。
きちんと寄せた感じ。

欅の輪っか、塗り艶の中で、光が踊って流れはじめている。
とろ~り。
あす、足を捜してみる。(赤いガラスの足か、嫁はんの一番大きな陶製の足)
午後からは、べったり骨董品の値付けと荷造り。
そう、これら1か月近くの仕事の仕掛け品は骨董展の脇役造りであり主役じゃない。
で、もう少しで温泉の浴室掃除に出かける。
帰宅は、深夜。
今は、それまでの貴重な休息時間。
なんとなくクリスタルな気分。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
思い出話を1つ。
10年近く前は、全国のデパートの企画展や催事に誘われ出かけていた。
銀座の、〇屋や日本橋の〇越も行ってみたが、島根県松江の街のデパートが好きだった。
人も風土も、食べ物も、すべてがわたしにあっていた。
何よりも、人の心がおしゃれな街であった。
「手わざの道具展」という、くくりのもとに全国から多くの作り手の方々が集っていた。
回数を重ねると、参加者のなかでもやはりワーマクな輩同士が徒党を組むようになる。
彼らとは、毎晩のごとく夜の松江を徘徊する。
もちろん、参加している女性も誘い・・・。
主催者から、「ものつくりよもやま話」という30分ほどのPRをするようにと、お達し。
まぁ意図は素晴らしいのだが…、毎年となると…。
鹿児島から、奄美の大島紬で洋服を作っている方がいらっしゃっていた。
素敵なご婦人で、当時で60歳近くか?
高級素材で、簡単に売れない。
日に日に、テンション落ちていく。
こうなると、毎夜の懇親会で人のお世話を「アーデネート、コーディネート」
京都からきている、yo平、「そうだ!、ものつくりよもやま話でファッションショーやりましょうよ」
「僕たち、協力する。うん、みんなするよね!やろうぜ!YOさん」
こいつは乗りがいいうえに、感覚抜群のやつでいつも互いに売上競っていた。
「明日、デパートへ行ってお客さんスカウトしてモデルになってもらおう」
酒入っていたし、ものすごく盛り上がった。
翌朝、YO平が主催者(デパートではなく企画者)に交渉に行った。
難色?
保守的とは言わないが、失敗や事故を恐れたのである。
一計!
当時、私の品にデパートの社長の奥さんがいらっしゃった。
奥さん口説いてモデルの出演交渉、口説いたら旦那の社長からトップダウン。
やらかすまい!
ばっちりはまった。
曲は、マドンナで始まった。
会場の家具展示会場を縫うようにして、相合傘やモデルウォーク・何でもアリ。
もちろん、私も人生初体験モデル。
盛り上がったし、楽しかった。
渋い顔で、引っ込んで観察していた主催者、翌年からファッションショーやった。
やはり、一体感は大事だと思う。
今でもその仲間は、やっていると思う。
わたしは、5年ほど前に巡業はやめて骨董屋?に業態変化した。
じぶんの漆の仕事を、変えないで取扱品目を変えたのである。
それは、当時始めて1~2年の息子が仕入れてきた骨董品の売り上げと自分の作品の売り上げが1.5倍、息子の方が多かったから。
1つの決断ではあった。
後悔はしていない。
自分が下した決断。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
朝のNHK連ドラ「カーネーション」は今日病院での患者やスタッフとのファッションショーのシーン。
何年も前のことだが思いだした。
いきさつは簡単に書いたが、新しいことを行うとき障害は必ず起きる。
理解してもらえないのです。
じつは、簡単ではなかった。
やりおえて、自分に実利はなにもなかったのだが「爽快感」は気持ちよかった。
そして自分の長所・武器がなんたるかを、そのとき気付かせてもらったから・・・・。
丸儲けのお話でした。
Posted by yo1 at 19:53│Comments(2)
│日記
この記事へのコメント
制作中の漆塗り3点


製作中の漆塗り3点


この“制”と“製”の使い分けは、、
さすがに、
匠の技と云えよう



製作中の漆塗り3点



この“制”と“製”の使い分けは、、
さすがに、
匠の技と云えよう

Posted by すっぽんパグV at 2012年03月25日 10:19
ぁっ、気が付きませんでした。
ほめてくれたんですね!
パソコンの変換機能を褒めてやります。
いや~ん!チェックきびしーいー!
もう、日程に目処がついたので現在躁状態。
この後の、今日のブログ記事久しぶりに会心の作と自画自賛。
晴々しています。
ほめてくれたんですね!
パソコンの変換機能を褒めてやります。
いや~ん!チェックきびしーいー!
もう、日程に目処がついたので現在躁状態。
この後の、今日のブログ記事久しぶりに会心の作と自画自賛。
晴々しています。
Posted by yo1
at 2012年03月25日 11:05
