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2012年03月28日

やっと本が読めます。

造るという作業は、ストレスががたまるのかな?

自由創作に近い部分では楽しいが、納期とか予算がからむと途端に苦しくなるかも。

作家さんの多くは、苦しいところと言うか制作過程はあまり見せないかもしれない。

自分はそういう意味では特殊で、できたものにはあまり興味がない・・・・というかいつも「パーフェクト」がない。

要は、へたっぴな職人。

恥ずかしくって、とてもそんなところにいられないと何時も会場にいることを拒否する。

知りあいの多いところで、やったこともない。

何時も、数百キロ離れたところでガチンコ勝負。

以前は、デパートなんかでたちんぼしたが、一生懸命作ってなんでそれからセールスまでしなければと言う思いが強い。

で、そういう条件のところは、すべてバッサリ切った。

ただし、お店の責任者の方には、懇切丁寧に説明をする。

造る人とと売る人の勘所はちがうし、なによりもものが語ればよいと思っている。

だから、サインなど作ったものにしない。

100年経てば、、力のないものは消えてなくなっているし、第一人が使ってくれない。

はっきり言えることは、作り手と言うものは想いを形にして残すわけで、普通の人は100年経ったら跡形もないという話に帰着する。

わたしが造ったものが、作り人知らずで100年後残っていたら痛快である。

それが、ものつくりの醍醐味だと思っている。

たしか、3月の初めくらいから、本格的に動き出している。

正味20日間。

緊張感と集中力がつづくのは、そんなものかもしれない。

今日の朝で、途切れた。

午後からは荷物積み込み、夕刻からはリスト制作。

ついでに遅れていた温泉番台と浴槽掃除の4月分シフトの制作で深夜を超えた。

読書が進められなかった。

明日は、わが温泉と同じように加水加温をまったくしない御在所岳の麓の温泉に泊まる。

1冊の本を選んだ。

やっと本が読めます。

十返舎 一九の娘が葛飾北斎の娘などと繰り広げるものがたり。

光文社 諸田玲子著 「きりきり舞い」

きりきり舞いした後なので、きりきり舞いを読んでみよう。

行ってきます。


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Posted by yo1 at 01:40│Comments(2)日記
この記事へのコメント
万葉集にもある“詠み人知らず”の作品は、、

凄い感動がある

韓衣、裾に取り付き

泣く子らを、、
(これは、山上憶良かしら?)



確かに凡人の価値観とは、、

見栄の塊に過ぎないかも知れない。

果たして、、

己の価値観で選んでいる人がどのくらいいるだろうか?

“人間国宝”の物は欲しくなるらしい
Posted by すっぽんパグV at 2012年03月28日 09:11
さっき帰りました。

これからの時間、OFF TIME。

「きりきり舞い」宿で半分読んだのでベッドに入り読破。

防人の歌・・・・詠み人知らずでよいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・泣く子らを・・・・。(母ちゃんとおんぶされて泣く子待ってるから、じゃ~ね)って歌。

憶良ですね。

「憶良らは・・・」とへりくだるところが・・・・「じゃ~ね」と有無を言わさぬ感じを誘い、いいね!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今確認に調べたんだけど・・・・。

「瓜はめば・・・」と「白銀も・・・・」が序と返歌だって知ってました~~~~?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

わたしは詠み人知らずでいいんです。

造るものにそこまで精魂込めて造ったかと言われると…。

タマシヌギテしまいそうです。

やっぱ、「カァチャンが背中におぶった子どもたぶん泣いてるし~、定時なんだから帰るわ!じゃ~~にー」がいいかもね。
Posted by yo at 2012年03月29日 15:34
 
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