2012年06月26日
人は千色。カメは万色、見えない世界のお話。

この画像は、犬が見ている世界と人間が見ている世界の違いを光のスペクトルであらわしたものだそうです。
人間は、犬の可視領域(見えている色世界)は認識できるが犬は人間の可視領域(見えている色世界)は認識できないという事実がそこにあります。
同じように鳥やカメの見ている色の世界と、人間の見ている世界が違うことを知りました。
人間の眼は、赤・青・緑の3原色をもとに混合した色に反応し物の色を識別するのだそうです。
カメや鳥は、この3原色+人間が知覚できない紫外線領域の色(だいだい色あたり?)を加えた4原色で色を識別するらしいです。
簡単に言うと、犬が100色の識別能力ならば人は1万色、カメは100万色の色を同じ色を見て感じるということなのかな?
つまり、イヌ→人間→鳥・カメと色相の世界は多彩で、犬と人間のように、カメと人間の間にも人間が知ることができない色の領域があるのだそうです。
突然ですが、ある歌手が歌っています。
♪あ~ぁ~、ひとは昔々、鳥だったのかもしれないね~♪
そう!
「鳥だったのです!犬さえも。」
えっ?
中生代は、鳥のご先祖様「恐竜」が栄えた時代です。
この時代、私たちや犬のご先祖様のオオカミは恐竜におびえ夜間こそこそと動き回る小動物でした。
中生代よりももっと前に、鳥やカメのように卵で生み子孫を残すという育児法をすて、子供を胎児として体内で育てる道を選んだのが、ほ乳類です。
で、母乳で育てる。
考えると、親にとって効率が悪い育児なのですが(鳥。カメは産みっぱなしで親は生活できるのに…)これが、今日の繁栄をわけたのだそうです。
話を元に戻しましょうね。
もともと同じ先祖だったので、犬・人もカメさんみたいな4色型色覚だったそうです。
夜、恐竜をさけて暮らすうちに明るさ・暗さを識別する能力が発達、太陽のもと(紫外線)での識別能力は退化して行ったそうです。
この時点で人も犬も同じ色覚、2色色覚になっていたそうです。
恐竜が滅び、長い氷河期を経て人は日中行動するようになり遺伝子の変異で4色とはいかないが3色色覚で太陽の下の「緑」という色覚を取り戻したそうです。
犬は4足歩行、人は2足歩行を選びました。
脳の発達が、2つの道を犬と人に選ばせたのですね。
伴性遺伝という言葉を知りました。
簡単に言うと、「色盲」という遺伝子の伝わり方のお話でもあります。
これは、記事に書いているお話とも関連があるのであげました。
すこし、難しいお話。
染色体と言うものがありますよね。
性を決定する因子です。
女性は、XX、男性はXY。
眼の色覚に関する遺伝は、この染色体の領域に属するそうで専門家ではないのですがX染色体に起因するらしい。
つまり、母性遺伝。
そして、Xが2つある女性は1つのXの変異をもう1つのXでカバーできるのそうですが男性はXが1つしかないので女性よりあらわれる?
このはなし、見えない世界と関係があるので書いています。
1昨日、カメが人の見えない色の世界を見ているというTVのトークをたまたま見ました。
で、昨夜ネットで調べてみたんです。

見えない世界を見える人が、最低二人英国で見つかっているそうです。
女性二人。
X、Xという染色体をもつ女性は、人が鳥だった頃の「記憶」を取り戻せる証拠だそうです。
しかし、研究者は言います。
その色の世界を、人に伝えるすべがない。
なぜなら、多くのひとには見えない世界なのだから。

ということは、二色色覚の犬の中にも、人と同じ3色色覚の犬があらわれるのかなぁ?


色彩の世界って、とてもきれいですね。
色彩感覚のテストにもなるゲームサイトみつけました。
munsell hue test
(両側を固定した色相の間に20個の同系色が配置されています、ドラッグ&ドロップで置き換えるゲームです。)
あなたも色彩感覚みがいてみませんか?
このテスト、満点だとカメさんと同じ、世界で3人目の四色色覚の持ち主かもね。
わたし?
男には遺伝しないということです。
昨夜、この記事書きかけて寝てしまい午前3時過ぎに起床。
今、4時過ぎ。
寝ます。
Posted by yo1 at 04:28│Comments(0)
│日記