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2012年10月05日

腰痛の友。

腰痛になるとすることが無い。

いや、出来ない。

ただひたすら、横になって回復を待つ。

そんなとき、本を読む。

腰痛の友。

「薄紅天女」徳間書房:萩原規子

物語の背景は、長岡京から平安遷都へと至る魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)するアヤカシの時代。

坂上田村麻呂が東征する前の蝦夷・坂東・長岡京・叡山・伊勢神宮を舞台に歴史上の人物が軸の脇役になりこの国の支配階級が織りなしてきた恩讐の澱(おり)が一度臨界を超えそうになった時点を題材に書かれています。

この物語は、アニメ映画「もののけ姫」の世界を思い起こさせてくれます。

類似点と言う話ではありません。

読み進めていくと、物語のシーンがもののけ姫のアニメーションのシーンとしてとして拡がっていくのです。

ネバーエンディングストーリーやロードオブザリングもこの物語のように古事記・日本書紀という大和朝廷の由来書のようなものをもとにつくられており、ひけを取らないスケールの大きさが魅力です。

今年読んだ本の中で、間違いなく3冊の中に入るでしょう。

自分の中の啓示に近い感覚を覚えました。

坂東に旅し、太郎利根川を越え平野の深部をぶらり旅になった直後ですかタイムリーな感覚があります。

関を超えれば蝦夷と呼ばれた異郷の地です。

小説「テンペスト」を知ったのは、このページに以前からよく訪れていただく方のブログ記事の紹介文でした。

一度お休みしていたこのブログをそれでも懲りずに又訪れていただいております。

無理しない程度に気ままに書き連ねて行かねばと思っています。

足あとを、出来るだけチェックしてぶらり訪ねさせていただきます。

最低限の礼儀かもね。

ぁ、腰痛のお見舞い電話もいただきました。

感謝です。

ありがとう。

直接の交流はありませんが、TIDAが結んだご縁ですね。

長時間椅子に座れない状態で、今日はこれまで。










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Posted by yo1 at 19:58│Comments(0)日記
 
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