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2013年01月24日

雨宿りの木?

風邪ひいて・・・・。

意識と集中力は、かなり散漫な状態で1冊の本を読み終えたのが昨夜。

本の名前は、”レインツリーの国”。

阪急電車の有川浩さんのいわば”ライトノベル”。

かる~い小説?

これは昨年の12月期新潮文庫の読者が選ぶおすすめ小説第2位にランクインした小説だそうな。

いわば、恋愛小説に名を借りた内容なんだと思うんだけれど人とのお付き合いの”機微(きび)”についてしっとりと柔らかに筋を組み立てているところが心に残りました。

主人公の青年が青春期に読んだ、ある小説のラストの結末を通して体現した”大人の世界の現実”を感覚共有する女性のネットでのブログ書評を見つけたことから物語は始まります。

ネット上の文章のやり取りでは見えなかった部分が、二人の出逢いから始まります。

女性は、耳が不自由でした。

がために、ちぐはぐなすれ違いが起ります。

そのなかで、紡ぎだされていく糸が織りなす心の揺らぎを、小説はメールのやり取りをフォントの大きな字で、また実際を小さ目なフォントで・・・・。

それなりの区別効果があるのかな?

主人公に心と関心を寄せる女性の一言が、気に入りました。

「レンアイって偏差値いるんだからね。」

いやぁ、これは心の偏差値だと思う。

ぁつ!

本題に戻しますが・・・。

このレインツリーってどんな木というか読み始めからずっと気になっていた。

読み終えて・・・・。

・・・・・最後に、書いてあった。

アメリカねむの木の別名、花言葉は”歓喜””胸のときめき”。

女性の書いているブログ名が”レインツリーの国”というタイトルでそのままこの小説のタイトルだったのです。

著者は、文中宣べています。

”レインツリーの国”とは、”心ときめく国”。

この木はほとんどみんなが知っている木なんだと思います。

雨宿りの木?

♪この木何の木、気になる木。観たことも無い木なんですが…・♪で有名なあの木なんですって!

かってに、ネーティブ的に考えてみました。

レインツリー・・・・・雨の日の木・・・雨宿りの木?

ちなみに。二人を結びつけた小説のタイトルは、”フェアリーゲーム”。

”妖精たちのゲーム”?

デーティル(細かいところ)までこころが行き届きながら、さらっと読ませる。

この人凄いなと感じています。

この人が大事に思っているものって、今のNHK朝ドラの”純と愛”とひょっとしたら真逆の物があるかもしれない。

人とは、ほんのちょっとした幸せで心豊かになるものだと思います。

雨宿りの木?

雨宿りの木?

芹沢桂介記念館のトイレは順路の最後出口にあります。

入り口は出口ではありません。

観覧者は、妖精の国の様な気持ちになり、”夢と知りせば、さめざらましを”とトイレのドアを開けるのです。

上質の空間が、どちらにもありました。

機会とご縁があれば、おためしあれ。

そこは、”フェアリーキングダム”。

ティンカーベルだってネバーランドだって心の偏差値が導き出してくれる。









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Posted by yo1 at 11:38│Comments(1)日記
 
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