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2013年02月21日

雪降り積む、手が見えない。

この先、この国はどこへ行こうとしているのだろうか?

答えを捜す旅を繰り返している。

たぶんではあるが、見えてきた部分がある。

いま地球と言うこの世界が、どの位置に今いるのか?

昨日からの読書は、3分の2を読み終えた所です。

この記事書き終えて、今晩はファンタジーのつづき書きたい。

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今日の北陸は、断続的に雪が舞った。
雪降り積む、手が見えない。

次の注文の仕事にかかる前の小康状態?(結構マーベラスがこと重なっていて本当はブルーなんだけれど、向き合うしかないということで。)

ヨメはんは、パソコン教室行ってる。

夕食後、つい今まで読書していた。

雪降り積む、手が見えない。

「新国富論」。

あのアダムスミスの向こう張ってるタイトル。

しかし、元祖国富論に沿って専門の通貨を中心に、18世紀の経済状況の分析と現在のグローバル経済の違いを対比させながら判りやすく解説しているので何とかついて行けます。

「国富論」の有名な言葉に「見えざる手」というフレーズがあるのを、学生時代経済学かじった人なら記憶あると思うけど・・・・。

それがどんな手なのかを、知ってる人になると若干減るのかな?

アベノミクスのように政策として行われるものが、政府による「見える手」ならば、その国の国民の単位を地方・県・市町村・町内・家族まで突き詰めても基本的に自分のために働くというか、だれも社会のためなんかと思わなくても経済行為をするもんだ。

だけども、その積み重ねが個人の意思に関係なく集まれば、まるで見えない手に導かれるようにその国の経済のためになってめでたし・めでたしと相成るということを論理づけた経済学の父と言われた人の言葉?。

著者が述べるところによれば、近世になって現在で言う”グローバライゼーション”と言う、”ひと・もの・かね”が海を越えていく現象が3回あるという。

1回目は、航海術の発見による大航海時代。

2回目は、産業革命(蒸気機関の発明)による生産の分業化など(ここでヨーロツパの中世がおわり、労働者階級と言うものがうまれる。)

そして3回目が、現在であるIT技術の発達により地球に単一巨大市場が形成されたこと。

間違えたらいけないと指摘されているのが、各国の生産ラインが造りだしたものをその国の市場から海外に出すのではなく、”グローバルサプライチェーン”と呼ばれるたくさんの国の部品や組み立て工程を経てそれが、巨大市場に出荷されているということ。

判りやすく、日本の会社が製品の部品を世界各国に注文して、組み立てを中国で行い国内に持ち込んで安く売る。

会社はたしかに、日本であるしお店も日本にある。

しかし、普通は自社製品は国内の下請けや自社工場で注文すれば、売り上げは上から下へ潤うように流れるところ、途中の配管ぶった切って蛇口に口空けても水来ない。

構造的な社会転換が出来ていないから、苦しい状況になって豊かさを実感出来ないのが今の日本の状況。

お金の廻る道が替わったのに、輸出立国。

これを称して、著者は「ユニクロ栄えて、国滅ぶ」と言うんだと。

でも結構安いし、おしゃれだし、人気あるよねぇ~。

しかも従来の流通では、まるで歯が立たない。

つまり、今のグローバル経済の元での経済行為は、見えざる手どころか”お手手”が無い状態?

さぁ、困ったぞ。

では、その現状分析を踏まえてどうすりゃいいのか思案橋。

明日の朝、健康風呂に入りながら最後まで読もうかな。







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Posted by yo1 at 20:29│Comments(0)日記
 
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