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2013年03月12日

きみとぼくはともだちだ。

”骨董屋なんて商売は、「おはよう」と「こんにちわ」以外は信用しちゃいけない商売だ。”と聴いたことある。

それだけに、伝説的人物が多い。

80歳に近い隣県からやって来るじいさんは、市主と言って自分でセリ市場を持っている。

いわば、仕入れにやって来るのだ。

色々な駆け引きを展開する。

彼の口癖は、”きみとぼくはともだちだ。”。

初めての人間は、綺麗に1本とられる。

心底この商売好きなんだろう。

最近癌になったが、輸液の針刺し酸素のチューブ鼻にさして病院からやってくる。

そして、息も絶え絶えの病人が最後にはしゃんとして帰っていく。(ばけものか?)

じいさん韓半島からやってきて、初めは木こりやったらしい。

で、廃品回収から、骨董屋さんになったらしい。

おカネ?億の金溜めてるともっぱらのうわさ。

経験と根性が違うんだわ。

とてもまねできない。

真似できないと言えば、・・・・。

この御仁、特技がある。

まれにみる、絶対音感の持ち主。

あるとき、ホテルの業者懇親会でピアノの音程(鍵盤)を教えてもらったそうである。

業者市に出た古ピアノ競り落とし、・・・・・・・しばらく経つとなんと!このじいさんジャズよろしく両手で即興でメロディと伴奏ひいて披露したらしい。

歌も抜群にうまいらしい。

私の人生で、もう一人そんな人知っている。

その人のオカァさんは、筆曲”春の海”で有名な宮城某と言う方のお弟子さんだったらしい。

夜半、指を動かしながら口でメロディ口ずさみ練習していた母の姿を子供心に看ていたらしい。

その彼も、弾けないピアノを衝動で買い自分で触ってマスターしてしまった。

絵描きさんなのだが、いまではライブやる。

なんか、世の中にはすごいのがわんさかいる。

”きみとぼくはともだちだ”のじいさんの甥っ子?は、日本で超有名な演歌歌手だ。

これらは遺伝としか言いようのない事実なのか?

わたし?

絶対に音感もってない側の人間。

♪あの~音はいっていってし~まった、もうかえらない~~~~♪

ウソのようなホントの話なんよね~。

しかし、これも骨董屋の噂話。

まゆつば、まゆつば。

あ~、嘘の無間地獄にはまりそうだ。

”きみとぼくとは、ともだちだ”





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Posted by yo1 at 23:46│Comments(0)日記
 
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