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2013年05月17日

死に逝く春。


1か月ぶりのリバーサイドの散歩道。

少しづつですが、日常が戻ってきた感じです。

朝の散歩の人の賑わいと通勤の人が行きかう後に、はたと人通りが途絶える時間があります。

死に逝く春。

人っ子一人いない静かな路に、皐月の爽やかな風が水面を吹き抜けていきます。

あっ、春が残ってる。

死に逝く春。

というか・・・。

死に逝く春。

60年代から80年代にかけてコアに活躍した歌手に浅川マキさんと言う方がいます。

それは、私の青春と呼ばれる時機に巡り会ったため、強烈な印象が残っています。

ライブも見ました。

暗い…キャラと言ってよいでしょう。

死に逝く春。

”思春期”ではなく、”死春記”という彼女の歌が残されています。

”死に逝く春を記す。”

若いときは、ある種のセンチメンタリズム(深い意味さえ分からず、酔ったように自分の中で溺れてる)がこの歌を覚えさせたのかもしれませんね。

有名なのは”かもめ”や”朝日楼”がありますが、どちらかと言うと”赤い橋”とか”不幸せと言う名のネコ”など幽界を思わせる凄みのある歌詞や歌が好きだったかも…。

今聴くと、鎮静剤のようなけだるさを覚えてしまいます。

死に逝く春。

往く春を 省(かえり)看はせじ、五月かな

逝く春や 名残惜しみて 八重桜。

浅川マキさんの死春記です。

http://www.youtube.com/watch?v=KcqxEP8ZSWo











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