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2012年02月10日

思えば遠くに来たもんだ、その2。

趣味は英訳ですと言ったら、絶対言い過ぎで…。

でも、空想遊びは嫌いで無く…。

詩なら意訳もあるわけで・・・。

「500miles」の詩を、自分なりに訳してみたのだけれど・・・。

やはり、違う・・・と思った。

英語圏のネイティブではないので、単語1個の持つ意味で世界が変わる・・・。

Lordを(主・神)と訳してしまうと、なんか「現在モチベーション」はかなり低い人になる。ダウン

こころの中で平穏と救いを求めてるみたいな・・・。

間投詞の意味があると、辞書にあった。

Lord━━[間]((しばしばL-))((話))((驚き・得意・上きげんなど))おやおや, これはこれは, おお, まったくもって, ほんとうに. ▼しばしばlor, lor', lawの形をとる 。

すると、If you miss the train I'm onという文章が俄かに故郷に所縁(ゆかり)のひと。

例えば、恋人?

the trainは、その汽車と指定されている…。

miss the train は「列車に遅れる 」というイディオム事例が示されている文章です。

miss・・〈人に〉会いそこなう, 〈乗り物に〉乗り遅れる, 〈開始に〉遅れる

素直に、約束した人が乗り遅れる。

違った世界が、見えてきた。

If you miss the train I'm on
You will know that I am gone
You can hear the whistle blow a hundred miles

(わたしが)乗ってる汽車に、あなたが乗り遅れたら・・・。
・・・・・・・もう私がそこにいないことがわかるはず。
(わたしはこの汽車に乗ってるよ),風が運ぶ汽笛がきこえるだけ・・・。
(1マイル = 1.609344 キロメートル、100マイル=160.9344キロメートル)

A hundred miles
A hundred miles
A hundred miles
A hundred miles
You can hear the whistle blow a hundred miles

100マイルの彼方から
100マイルの彼方から
100マイルの彼方から
100マイルの彼方から
(わたしはここにいると),風が運ぶ汽笛がきこえるだけ・・・。


Lord I'm one
Lord I'm two
Lord I'm three
Lord I'm four
Lord I'm five hundred miles from my home

ああ、100マイル彼方へ
ああ、200マイル彼方へ
ああ、300マイル彼方へ
ああ、400マイル彼方へ
ああ、、(時とともに)私はもう500マイルも故郷から離れていきます。

500 miles
500 miles
500 miles
500 miles
Lord I'm five hundred miles from my home

500マイル彼方。
500マイル彼方。
500マイル彼方。
500マイル彼方。
ああ、、時とともに 私は今500マイル 故郷から離れてしまいました。


Not a shirt on my back
Not a penny to my name
Lord I can't go a-home this away

身にまとうものもなく
1ペニィーのもちあわせもない。
ああ、 こんなに遠くては故郷へは帰れません。

遠くて、それは遠くて・・・。
ああ、 こんなに遠くては・・・わたしは故郷へは帰れません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

故郷を共に旅立つはずだった人との距離は500マイル以上に響く。

ふる里を離れていく距離と、過ぎていく時間が重なり、想いは500マイル彼方に...。

渦巻きさんが指摘してくれた通り、距離以外に時間軸を感じさせてくれる詩なんだなと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

忌野清志朗さんが、500マイルの詩を書いている。

それは、原詩の訳には決して忠実ではないのだけれど、核になる部分をしっかりと捉えていると感心している。

やはり、エキスパートでアーチスト。

感じることができればいいので、知識や正確さではないとわたしは感じてる。

そう、音楽も詩もアートも感じるもので・・・・。



500マイル/忌野清志郎
   次の汽車が駅についたら
   この街を離れ 遠く
   500マイルの見知らぬ町へ
   僕は出ていく 500マイル
 ひとつ ふたつ みっつ よっつ
 想いで数えて 500マイル
 優しい人よ 愛しい友よ
 懐かしい家よ さよなら
   汽車の窓に うつった夢よ
   帰りたいこころ おさえて
 おさえて おさえて おさえて おさえて
 泣きたくなるのを おさえて
   次の汽車が駅についたら
   この町を離れ 500マイル

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここまで、書いて、一度はUPしたのだけれど・・・。

詩は英語ではpoemというが、このような歌の詩はlyrics(抒情詩)と言うらしい。

英詩には、韻を踏む表現方法があり朗読や歌声がそれを美しく響かせる効果があるようです。

おまけです。

若き日の、アメリカとジョーン・バエズ。








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Posted by yo1 at 21:09│Comments(2)語り
この記事へのコメント
PPMの歌う“500マイルも離れて”

これは、
私の高校時代に流行り、、

このお陰でギター手にした方も多い
(私もその類い)

美しいメロディーに寂しい歌詞

しかし、
実際に歌詞を見てみると、、

発音と綴り、それに解釈が合ってはいなかった
(しかし、感動はしていた)

例えば、

lordはroadと思い“道”

大陸の果てしない道?を思い浮かべ
(どんどん離れて行くんだな)

missは淋しい(ノ_・。)
(もう、辞書引くの面倒臭い)ξ

I miss you.
(自分の中で、勝手にこれに限定)

しかし、、

このmiss、、

色んな意味があるんだわ

)の女性を表すMrs.Ms.Miss
(独身女性限定)

そして、乗り遅れる

例題

Run fast,and you can take the bus.

Run fast,or you'll miss the bus.

missの単語が出ましたね


しかし、、

日本語変換、英語変換、、

疲れる
(左手の親指に感謝)
Posted by すっぽんパグV at 2012年02月11日 09:34
ぱぐさんへ。

そうねぇ~。

100マイルは,約160キロ。

ここ金沢からだと、富山越えて新潟県境になってしまう。

汽笛の音?

聴こえるはずないわ。

まっ、Roadと実は私も思ってた。

忌野がそういう意味で、すごい。

完全な意訳。

でもそれでいいとおもった。

大事なことは、感じることだもんね。
Posted by yo1yo1 at 2012年02月11日 11:58
 
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