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2012年04月01日

「五芒星」

30年以上前に造ったお皿が、食器棚の大移動で本当に久しぶりで姿を現した。

「五芒星」

「五芒星」

20歳代の作品だと記憶しています。

5角と言う選択が当時としては、自分の主張だったのかな?

そのころの自分が、写真だけでなく形にして見られるということが「ものつくり」としてうれし。(これ音楽・文学もそうだよね。)

嫁はんが、拭き漆(漆の樹液・生漆で拭きあげる技法)し直してくれと。

一度、仕上げてあるから、最高級のしあがりになるな。

工房に運んだ。

沖縄に住めたら、自分たち用に持ってコット。

今の工房のガラス窓に、1枚のポップが貼ってある。

「五芒星」

若いころ、どっかの展覧会で「わたしの漆のかたち」というお題目いただいて、提出したもの。

「自然だけでは生まれない、人間だけでも造れない」

我ながら気に入って、工房移転するたびに持ってきている。

当時から気が付いていたことがある。

先祖や、両親の家系には漆も含めて極めて工芸やデザインの人間が多くいる。

絵を描くことは好きだったが、オトンも含め周りがうますぎた。

描いても楽しくなかった。(これは極めて重要な要素かも知れない)

自分で才能がないと、壁作った。

高校に入って、選択は最悪の習字を選んだ。(字、判読不能な文字を書く)

アートからは、離れた。

作文能力も、捨てた。

大學は、お金儲けの学問選んだ。

人生万事塞翁が馬。

ものつくりして、これが後年役立つとは!

仕事を継いだばかりに、工夫することになった。

自分に才能がないなら、自然の力を借りればいい。

唯一、才能は諦めないこと。

そして、才能がない人間が生き残るためには、他のモーメントの力。

そう、高校時代遊んでばかりだった柔道クラブ、「柔」の極意(相手の力を利用する)

自分の人生の積み重ね以上は出せないのだから、オトンとは違う生き方を模索した。

件の言葉が生まれた。

私のこの仕事の原点だと思っている。

改めて、この「五芒星」の皿を見つめ直している。

なんか古くない。

この仕事で、わたしが目指したものは、「エバーニュー」

いつだって新鮮。

「五芒星」の形は、あまりない。

若いころのYO君、よくがんばったね。

悪くないぜ。

こんな夜もありますわ。

(糸井重里ならこれで何百万かも、それにしても気になってきた、この表現どっかからのパクリかも、いやぁ自信ないな。だとしたら赤っ恥やんか)

追補

確信にちかい!

このフレーズ、絶対この当時のCMにあった。

思いだせないが、とげ刺さってる。

誰か知りませんか?

このポップの原文。

今更この記事、削除するのもったいないわ。

再追補

気になって、フレーズをインターネットで検索。

当たり前であるが、自分がTOPにきている。

今のところ、類似無い。

それから、「五芒星」のデザイン原形は変えないが、縁と平底のバランスは変える。

その辺は、かなり感覚変わってきています。



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Posted by yo1 at 23:39│Comments(4)語り
この記事へのコメント
“五芒星”、、☆

安倍晴明が堀川一条戻り橋下ガルに、
この五芒星を掲げたのは、、

平安の960年代頃だろう
御所の裏鬼門を守ったのだ

しかしだわ、、

その30年後、989年(永延3年)

丹波大江山から鬼が来る

安倍晴明VS酒呑童子
(因みに、私は“鬼殺し”を愛飲)



ユダヤ教のシンボル、、

“六芒星”、、

一昨日、見たDVDは、
この六芒星の悲しい実話

Misha
Posted by すっぽんパグV at 2012年04月02日 11:17
しっかりご先祖さんやご両親の

感性を受け継いでいらしゃるんですね

和の心や美を求める心が

ひしひしと伝わります、えーもーひしひしと

生意気言ってすみません


ぁ、本届きました、私が買ったのは
ハードカバーのやつで、定価2000円でした
それを250円で・・・ラッキー
これから読ませていただきます
Posted by とーとーむとーとーむ at 2012年04月02日 19:14
すっぽんさんへ

五芒星・・・・ふふふ、やはり好物ですね。

清明紋とも呼ばれる。

中国の5行思想、火・水・木・金・土、すべての構成元素が陰陽の卦にかかわる。
(てぃだとちち(とーとーめー)があれば、1週間でんがな。)

ピタゴラス・プラトンの系譜につながる「神聖幾何学」という学問がある。

五芒星・六芒星も含めて、図形の中に変化とバランスの鍵があるとする。

職業柄、小紋などを制作することがある。

七宝つなぎ紋と言う小紋様が古来からある。基本五芒星・ペンタグラム

最近、フラワーオブライフという名前の文様として注目されてるみたいよ。

籠目文様と言うのもある。

まさにダビテの星。六芒星・ヘキサグラム

♪カゴメ、カゴメ、カゴの中のとりはいついつでや~る♪

諸説はあるが、明治と江戸期では後半の表現が違う。

糸(いと)神秘。

ひとは、それを「仕合わせ」と言う。

つなげられたかな?

ペンタグラムとヘキサグラムのはなし、去年あたりすっぽんさんとブログでやらなかったっけ?

あんた、中国と古代ヘブライ強いんだわな。

かなわん。
Posted by yo at 2012年04月02日 19:36
ぁ、とーとーむさん。

フラワーオブライフ、使って遊んでいるうちにコメントありがとさん。

貴方なら、タダの推理小説の背後に古典物理学が陥った固定観念を量子的に解き明かしたアインシュタインとか数学的確率論にユングの無意識下領域の説明できない過去の記憶のDNAを理解できるでしょう。

パスカルの期待値の話の中に、ロトの話あるよ。

神様との対話より自分の脳の中の無意識領域って話?

250円のもととってね。

こちとら、新刊でしかも文庫本、お小遣い1466円払ったんだから。

むかつくなぁ!
Posted by yo at 2012年04月02日 19:58
 
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