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2013年01月11日

集団疎開

集団疎開

戦時中のお話しではありません。

旅行から帰ったら、フクシマの友人より1冊の本が届けられていました。

フクシマから子供たちを集団疎開させてほしいという裁判についての本です。

かれは、事故後1年以上熟慮し息子をフクシマから自主疎開させました。

去年の6~7月頃のことと、記憶しています。

年老い、がんや認知症も患いながらなじんだ土地で終末を迎えたい両親と一人息子の健康のために、週末や仕事の合間をぬってフクシマと東京を往復する日々は辛いと思います。

この訴訟の一員となるほどの時間もゆとりもないけれど、1歩踏み出すような決意も同時に送られてきていたメールには書いてありました。

経済至上主義へと揺り戻しに近い政策がこの国では、今後とられるのでしょう。

オスプレィの配備が嘉手納にもというニュースとセットのように那覇空港などの整備の要望を首相に直接要望する県知事の姿が滞在中のホテルのTVにうつしだされていました。

誤解を招くかもしれませんが、基地問題を梃(てこ)に、地域振興を求める悲しい駆け引きを見ているような気がしました。

この事が、沖縄のためになるんだという信念を持った現実主義的な考えと理解できます。

フクシマの除染の手抜きや自分たちの手を煩わせない税金での支払方法など、指のすきまから水はジャ~ジャ~漏れていき、足りない水はもらい水。

経済的幸福を最上とするかぎり、連鎖は続くでしょう。

従来の放射性物質の基準値を100倍近くあげることにより、子供たち住民までも疎開や避難させないように封じ込めた手法は、チェルノブイリで旧ソビエト連邦がとった施策でした。

同じことが行われているのを多くの人は気付かないか、知りません。

結果、人々の健康への政府支出は国家財政を脅かすほどの規模になっていると伝えられています。

フクシマの子供たちの甲状腺の嚢胞の異常が伝えられて久しいのです。

ただちに健康に被害はないし、因果関係は認められないという見解だそうです。

今朝の新聞で、宮城県産の米より初めて基準値越えの物が発見されました。

小さなべた記事です。

福島県外では初と・・・・。

今更ながら、ほんとうに風評被害かと・・・・・。

体の内部に入った放射能汚染は除染できないそうです。

従来沖縄が、福島県産米の最大手の出荷先とのことは知っていました。

外食産業に広く拡散していると推定されます。

正確で正しい情報を伝えることが国の義務と責任と考えます。

”て~げ~になんくるないさ~とゆんたくしていると、で~~~じたいへんなことになるかも?これではまったく、うふそーな話にもなりません。”

我が地元の安売りスーパーの野菜売り場で、安くとも売れ残るもののほとんどが、茨城県産と言う事実もそこにはあります。

自分の身は自分で出来るだけ守るという時代なのかもしれませんね。









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