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2013年01月24日

ああ、無情・・・ん?無常。

風邪と言うことで、業者さんとの少しの打ち合わせ以外は医者へ行って座敷牢状態。

ヨメはんもダウンして寝込んでます。

カテゴリー:フクシマノートということで、少し真面目な文章。

ジャンバルジャンは、司教からもらった恩を仇で返す。

司教はそれをゆるし咎(とが)を見逃す。

理想は、他人からもらった愛で成長しさらに別の人に愛を伝えていく。

これから。信頼と絆が生まれていく。

このミュージカル映画が流行っているらしい。

格差社会は、その愛のリレーの連鎖を断ち切るらしい。

「私は愛をもらってない、愛をよこせ」

よく聞くセリフです。

1984年、インドのボパールにある殺虫剤工場から有毒ガスが漏れました。

2週間で8千人死亡、最終的には推計50万人の人々が被害者となりました。

インド政府は、自国への経済投資が鈍るのを恐れてアメリカの巨大化学会社とわずかな保証金で和解。

政府・司法・科学が三位一体となって原因企業の免責、被害者の切り捨てを図り終息させました。

文化人類学者フォーチュン曰く、”深い失敗と持続する責任”という言葉でこの事を総括しているそうです。

”深い失敗”とは、自然現象や偶然ではなく底に社会的・構造的要因が存在することに目を閉じたこと。

”持続する責任”とは、事故責任を勝手に清算させてはいけないということだそうです。

水俣病をご存知の方も多いと思います。

この補償が終わるとき、チッソも消滅するということです。

責任も同時に消滅するのでしょうか?

隣県や隣の町村に”イタイイタイ病”という鉱毒被害があります。

鉱山からの毒の垂れ流しの集積した田畑の土壌入れ替えなどが今でも行われていると聴き、資料館もあります。

あれから、どのくらいの年月が経っているのでしょうか?

いまでも、後遺症は被害者が生きてる限り続くのです。

昨日、不信任決議を受けた福島県双葉郡双葉町の町長が議会を解散し辞職をしました。

彼が言う、”私たちは目に見える財産以外の目に見えない財産こそ価値があるんだ”ということのために、汚染された放射能土の中間貯蔵施設設置の調査を拒んで会合に出席しませんでした。

彼は知っていたのです。

例え、調査といえども一度ハンコを押すとなし崩しになる文面だと言うことを。

乗り遅れまい・横並びと言う意識が町会議員と町民の間に広がったのでしょう。

そこには、”深い失敗と持続する責任”にたいするさらに発展すら、窺(うかが)われないのではないかと・・・・・。

なん~~~~も変わってないじゃん!

これでは、ああ、無情ではなく無常だわ。

・・・・寝る事しかないので・・・・・。

ヒマといえばヒマ?

もう少しで、物語のつづき書き始めるワン!

初めから加筆しなおして、持久走に耐えられる内容にしましょうね。









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