2012年10月14日
ハンバーグ屋さんの勇気。
今朝の北陸中日新聞の1面です。

岩手のハンバーグ製造業者さんが、セシウム濃度を測定して正直に品質表示して売っているということ。
1キログラム当たり:8ベクレル(ハンバーグ1キロも食べきれませんわ)
フクイチ発災以降、1年間は基準値は500ベクレル、1年経って100ベクレル自主規制値50ベクレルに変更されました。
これ以内なら、別に表示しなくても売っていいんだよという逆説でもあるのです。
岩手の現地は原発から270キロは離れているそうです。(間に宮城県がすっぽり入っています。)
しかし、土地はすでに汚染されているのでそれを食べて育った牛は体内被曝してセシウムが検出されてるという事実です。
270キロ離れて汚染されているならば、それ以内の距離の地域は相乗的に汚染度が高い生活圏と言うことは、ほとんどの方が判らなければいけないと思います。
政府安全基準値の100ベクレルに科学的根拠が比較的乏しいことが、悩ましいのです。
このばあい、汚染地域で流通する食物がそれを作っている人々にできるだけ生活ができるような「妥協値」であったとしたら?
その地で生活している人々だけでなく、生産物は全国に流通していきます。
放射能による汚染物質を封じ込めるより、ひろげて薄める施政をおこなっているのではと懸念しています。
しかも、放射能物質の影響は「ただちに健康に被害はない」のですから。
このハンバーグ業者さんの試みは、もう3か月くらい前からネット上でチラホラと確認できました。
全国紙の新聞(東京。中日新聞)が伝えたので、ブログ記事にしています。
雉のブログ記事の主旨は復興と言う名のもとに増税をするにあたり、早くも初年度予算から被災地以外の事業に堂々と理由をつけて群がったシロアリたちのあさましい姿と、ハンバーグ製造業者の「愚直な勇気」を比べてしまったからです。
福島県などの河川整備事業に1円もそれらの予算を使わず、遠く離れた沖縄県などの国道整備事業に使う。
福島県は福島県で、別の予算から事業費を廻しているということです。
消費税増税の主旨は社会保障の充実のためと言う建前ですが、それでも増大する2015年から始まる団塊の世代の高齢者増加と少子化の狭間で25%近くの消費増税をしなければ社会保障に関しては破たんが来るという試算があります。
このように肥大化する社会保障費用を切り離し、残された歳入の従来の予算枠を拡大して使おうというのがシロアリの考えに思えてなりません。
ハンバーグ屋さん曰く、「あまり売れ行きよくありあせん」
・・・・・・・そうだと思う。
セシウム0と書かないと売れないと思う。
自分のこととして受け止めたら、この勇気は・・・・・・ないだろう。
これは、正しいことであるが自爆スィッチを押したことに他ならない。
商いとはある意味、人の機微を読み取ることと言う側面がありそれを無視した商行為はどこかで危うさを伴う。
表示しないことにより、あるいは緩めの基準値をクリアーしたことにして、多くの放射能汚染食物が流通していると思います。
それらは、購買者が正確に知りえないから自己判断で買うのです。
かってこのブログで紹介したようにフクシマの人が地元の米を買わずに九州などのより汚染されていない米をもとめ、良心のある農家の人が「自己責任」において耕作地を放棄して他地域に移住するというようなことは興らないし、その米をヒューマニズムで汚染地域から遠く離れた人々が消費するという拡散悲劇か喜劇は興らない。
あまつさえ、沖縄県に「安全宣言」し福島県副知事がセールスに来ました。
そのあとです。
基準値を超えた米の混入が報道されたのは。
2次加工やミックスされるともうわからないのです。
岩手県産のしいたけから基準値を超えるセシウムが発見された過程は、それを新潟県で2次加工し名前を変えて神奈川県の販売業者が販売し、消費者が検査機関に持ち込んで発覚したのは記憶に新しいことです。
2つの恐れの対立がそこにあると思います。
1つ目は、目先の地域経済・国の破たんを防ごうというおそれに対する意思。
2つ目は、この国全体に汚染が広がることにより未来の世代に健康で安心できる社会を残せないという恐れ。
・・・・・わたしには、今さえよければいいとしか映らない利己的で極めて狭い視点や視野からしかものを見ない人々がこの国の命運を握っているような気がしてならないのです。
ハンバーグ屋さんの勇気とは、この2つの恐れを思い起こさせてくれました。
わたし:「おい、このハンバーグネット販売しているから買おうぜ。」と嫁はんに言いました。
嫁はん:「・・・・・買わない!」
自分たちまでも自爆する必要はない?
「6ベクレルのハンバーグ」で検索エンジンかけてください。
ハンバーグ屋さんが出てきますよ。
希望者は取り寄せては?
参考:NHKクローズアップ現代「広がる放射能の独自基準、食の安心はえられるか?」
参考意見:こちらのブログ
販売元:ハンバーグ屋さん

岩手のハンバーグ製造業者さんが、セシウム濃度を測定して正直に品質表示して売っているということ。
1キログラム当たり:8ベクレル(ハンバーグ1キロも食べきれませんわ)
フクイチ発災以降、1年間は基準値は500ベクレル、1年経って100ベクレル自主規制値50ベクレルに変更されました。
これ以内なら、別に表示しなくても売っていいんだよという逆説でもあるのです。
岩手の現地は原発から270キロは離れているそうです。(間に宮城県がすっぽり入っています。)
しかし、土地はすでに汚染されているのでそれを食べて育った牛は体内被曝してセシウムが検出されてるという事実です。
270キロ離れて汚染されているならば、それ以内の距離の地域は相乗的に汚染度が高い生活圏と言うことは、ほとんどの方が判らなければいけないと思います。
政府安全基準値の100ベクレルに科学的根拠が比較的乏しいことが、悩ましいのです。
このばあい、汚染地域で流通する食物がそれを作っている人々にできるだけ生活ができるような「妥協値」であったとしたら?
その地で生活している人々だけでなく、生産物は全国に流通していきます。
放射能による汚染物質を封じ込めるより、ひろげて薄める施政をおこなっているのではと懸念しています。
しかも、放射能物質の影響は「ただちに健康に被害はない」のですから。
このハンバーグ業者さんの試みは、もう3か月くらい前からネット上でチラホラと確認できました。
全国紙の新聞(東京。中日新聞)が伝えたので、ブログ記事にしています。
雉のブログ記事の主旨は復興と言う名のもとに増税をするにあたり、早くも初年度予算から被災地以外の事業に堂々と理由をつけて群がったシロアリたちのあさましい姿と、ハンバーグ製造業者の「愚直な勇気」を比べてしまったからです。
福島県などの河川整備事業に1円もそれらの予算を使わず、遠く離れた沖縄県などの国道整備事業に使う。
福島県は福島県で、別の予算から事業費を廻しているということです。
消費税増税の主旨は社会保障の充実のためと言う建前ですが、それでも増大する2015年から始まる団塊の世代の高齢者増加と少子化の狭間で25%近くの消費増税をしなければ社会保障に関しては破たんが来るという試算があります。
このように肥大化する社会保障費用を切り離し、残された歳入の従来の予算枠を拡大して使おうというのがシロアリの考えに思えてなりません。
ハンバーグ屋さん曰く、「あまり売れ行きよくありあせん」
・・・・・・・そうだと思う。
セシウム0と書かないと売れないと思う。
自分のこととして受け止めたら、この勇気は・・・・・・ないだろう。
これは、正しいことであるが自爆スィッチを押したことに他ならない。
商いとはある意味、人の機微を読み取ることと言う側面がありそれを無視した商行為はどこかで危うさを伴う。
表示しないことにより、あるいは緩めの基準値をクリアーしたことにして、多くの放射能汚染食物が流通していると思います。
それらは、購買者が正確に知りえないから自己判断で買うのです。
かってこのブログで紹介したようにフクシマの人が地元の米を買わずに九州などのより汚染されていない米をもとめ、良心のある農家の人が「自己責任」において耕作地を放棄して他地域に移住するというようなことは興らないし、その米をヒューマニズムで汚染地域から遠く離れた人々が消費するという拡散悲劇か喜劇は興らない。
あまつさえ、沖縄県に「安全宣言」し福島県副知事がセールスに来ました。
そのあとです。
基準値を超えた米の混入が報道されたのは。
2次加工やミックスされるともうわからないのです。
岩手県産のしいたけから基準値を超えるセシウムが発見された過程は、それを新潟県で2次加工し名前を変えて神奈川県の販売業者が販売し、消費者が検査機関に持ち込んで発覚したのは記憶に新しいことです。
2つの恐れの対立がそこにあると思います。
1つ目は、目先の地域経済・国の破たんを防ごうというおそれに対する意思。
2つ目は、この国全体に汚染が広がることにより未来の世代に健康で安心できる社会を残せないという恐れ。
・・・・・わたしには、今さえよければいいとしか映らない利己的で極めて狭い視点や視野からしかものを見ない人々がこの国の命運を握っているような気がしてならないのです。
ハンバーグ屋さんの勇気とは、この2つの恐れを思い起こさせてくれました。
わたし:「おい、このハンバーグネット販売しているから買おうぜ。」と嫁はんに言いました。
嫁はん:「・・・・・買わない!」
自分たちまでも自爆する必要はない?
「6ベクレルのハンバーグ」で検索エンジンかけてください。
ハンバーグ屋さんが出てきますよ。
希望者は取り寄せては?
参考:NHKクローズアップ現代「広がる放射能の独自基準、食の安心はえられるか?」
参考意見:こちらのブログ
販売元:ハンバーグ屋さん
Posted by yo1 at 16:33│Comments(0)
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